理想を叶える「イエプロ」と、出会う場所。建築家から選ぶ、あなただけの一邸。
築50年を超えるかつての電気店が、柳井町商店街の新たなランドマークに生まれ変わった。リノベーションを手がけたのは、商業建築を中心に設計・施工を行うDUCEの吹本さん。クライアントは、商店街の賑わいづくりに情熱を注ぐ「八百屋食堂カフェ ステクル」のオーナー。旧知の仲である2人は、改装だからといってあえて新しくするのではなく、建築当初の本来の姿を取り戻すというコンセプトのもと、ビル全体のフルリノベーションに臨んだ。それは、何度も外装が塗り替えられたことで失われてしまった、古き良き昭和の面影をよみがえらせることだった。
「長く愛される建築は洗練されていて、色褪せることがありません。時とともに、美しい経年変化がもたらすなんとも言えないカッコ良さが滲み出てくるんです」と吹本さん。そんな素材感や風格を再現する手法として、エイジング仕上げを採用。外装には、モルタル造形を主体とした下地にレンガのペイントを施し、建築から半世紀という歴史を表現した。長年、雨風にさらされたモルタルがところどころ剥げてきて、中のレンガ積みが覗いている…という物語すら感じさせる。電気店時代の「ヨシナガ」のサインを残しているのも、それが「“本来の姿”だからだ。
リノベーション後のビルには、1階に「八百屋食堂カフェ ステクル」、2・3階には雑貨店やバイオリン修理工房、美容室、建築設計事務所など個性的なテナントが入居。いずれも柳井町商店街の空気感やこのビルのたたずまいに魅力を感じ、入ってきた人たちだ。人の流れを生み、豊かさをもたらす。ステクルビルは、まさに商業建築の役割を果たしているといえるだろう。
松山市出身。松山工業高校建築学科卒。大阪の建設ゼネコン会社で設計・工務を経験し、その後、地元の店舗デザイン事務所に勤務。1999年にDUCE inc(. 有限会社 デュース)を設立。目指しているのは、営みを支え、豊かさを生む店舗空間。商業建築(店舗デザイン)の可能性を真摯に考え、デザインから設計、施工までトータルで手がける。
| 施工エリア | 東予 | 中予 | 南予 |
|---|---|
| 電話番号 | 089-958-1303 |
| 住所 | 伊予郡砥部町重光81 |
| 営業時間 | 9:00-18:00 |
| 建設業者許可番号 | 建設業許可番号/愛媛県知事許可(般-7)第14483 号 |